ワシントン 涙のサヨナラ弾! | 浦和三昧 序章

ワシントン 涙のサヨナラ弾!

[サンスポ]
 アジア王者の浦和がアフリカ王者のエトワール・サヘル(チュニジア)と
2-2で前後半90分を終えた後のPK戦を4-2で制し、アジア勢過去最高の3位。
5万3363観衆の前で、今季限りでの退団が決定しているFWワシントンが2得点。
世界への大きな一歩を記した。



 試合後も歓喜のあまり顔の赤みが収まらない。
今季限りで浦和を離れ、来季はフルミネンセ(ブラジル)への移籍が決定。
浦和での最終戦で最高の輝きを見せた。
0-1の前半35分にMF相馬の左クロスを合わせると、
後半25分にはFW永井の左FKを再び頭で合わせる勝ち越し弾。
「退団は悔しい。ボクを切ったチームを、ボクが救ったということ」。
意地のゴールだった。
今季就任したオジェック監督と意見の不一致が続き、造反劇を連発。
同監督の続投もあり、退団の道を余儀なくされた。
試合後、ワシントンとオジェック監督はがっちり抱擁。
指揮官は「彼こそが試合の基盤を作った。質の高い技を見せた」と会見で語り、
ロッカーでも本人をほめたたえた。



 プロなのだから、自分の居場所は自分で決めるしかない。
浦和レッズを離れることを決意したのは、ワシントン自身である。
それが正しいのか否か、そんなことは誰にも分からない。
 ただ、もうスタジアムで会えないという現実を寂しく思う。
最後の試合で、ワシントンの気持ちはサポーターに伝わったはずだ。
浦和レッズのサポーターが、この男を忘れてしまうことはないだろう。
我々は、とても豊かな時間を共有することが出来た。
ありがとう。

サッカーショップ加茂 浦和レッズ クラブワールドカップ